寝違え(寝違い)でお悩みの方へ
このようなお悩みはありませんか?
- 朝起きたら首が痛くて動かせない
- 首から肩、背中が引きつって痛い
- 痛くて首が回らない
- 上を向いたり、首を傾けることができない
- 振り向こうとすると、身体ごと動かしてしまう
- 首を動かせないため仕事に集中できず、憂鬱になる
寝違え(寝違い)とは
寝違え(寝違い)は、首周囲の筋肉が急激に硬直し、痛くて動かせなくなる疾患です。主に起床時に発症を自覚します。
就寝中の不自然な姿勢が原因で、首の関節や筋肉、靱帯に過度の負担がかかることによって炎症が起こり、痛みを生じると考えらえています。
治療法としては、消炎鎮痛剤や筋弛緩剤、湿布などが主となりますが、症状が激しい場合は神経ブロックなどの処置をすることがあります。
通常は2〜3日がピークで、1週間もすれば治まりますが、処置が悪いと長期化することもあります。
注意点として、寝違えは決して患部を温めたり、直接マッサージしないでください。
筋肉が炎症を起こしているため、さらに悪化させることとなり、返って治りにくくなります。
当サロン(経絡治療)の治療方針
寝違えは、直接的には就寝時の姿勢(寝相)によって発症しますが、それはあくまで“きっかけ”に過ぎません。
寝違えを起こす本当の原因は、疲労やストレスの蓄積で、首・肩の筋肉がガチガチに固まっているところにあります。
そこに就寝中の姿勢が“きっかけ”となり、筋肉に負担がかかってしまい、炎症を起こした状態です。
東洋医学的には、“血不足”で首・肩の筋肉に栄養が行き渡らず、筋肉が強張り、冷えて痛みを生じた状態です。
血不足は、物事に集中したり、根を詰め過ぎたり、目を酷使したり、肉体労働、お酒の飲み過ぎ、イライラしたり、生理でも生じます。
そのため、寝違えの多くは、その前日までに仕事等で疲労を溜め込んでいたり、普段から強い肩こりがあったり、お酒を飲み過ぎている場合がほとんどなのです。
このように寝相は“きっかけ”に過ぎないため、寝違えは起きている状態でも起こります。例えば、ちょっと首をかしげた瞬間や振り向いた瞬間など、筋肉が引きつって同じような症状を発することがあります。
普段から軽めの運動で首や肩、肩甲骨周囲をよく解きほぐし、また疲労やストレスを溜めないことが必須です。
治療法としては、東洋医学的には血を補い、固まった筋肉を潤すことが最も重要となります。
その上で経絡の流れを調えることで、腕や肩、肩甲骨周囲、背中の筋肉をゆるめていきます。直接患部を刺激するのではなく、遠位から治していくことが肝腎です。
寝違えは数日すると自然に痛みが消えることが多いですが、その「原因」までは治りません。
つまり、もし原因が疲労やストレス、慢性の肩こりなどであれば、依然と身体の不快感は残り続け、また同じ症状を繰り返すことになります。
寝違えは疲労のサインと受け止め、すぐに治療を開始して根本からしっかりと克服することをお勧めします。
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