顔面神経麻痺でお悩みの方へ
このようなお悩みはありませんか?
- 片側の顔面が動かせない
- 水を口に含むと、口の端から水がこぼれる
- まぶたを閉じることができず、目が痛く涙が出る
- しわがなくなり、のっぺりと垂れ下がっている
- 片側だけ表情が全くない
- 鼻が曲がっている
- 味覚がない、味覚がおかしい
- 患側の音が大きく聴こえる
- 耳に水疱や痛みがある
- 最近長時間冷たい風に当たっていた
- 最近帯状疱疹にかかった
顔面神経麻痺とは
顔面神経麻痺は、脳神経のうち、顔面神経に支配されている顔面筋が麻痺する疾患で、顔面の片側だけ動かせなくなります。痛みはありません。
片方の顔面筋が麻痺するため、片側が全く動かない、まぶたが閉じない(目が乾いて痛い、涙がこぼれる)、おでこのしわ寄せができない、口を尖らせて口笛を吹けない、水を含むと口から水がこぼれる、鼻が健側に曲がる、しわがなくなりのっぺりと垂れる、口角が下がる、頬が垂れ下がる、表情がなくなる、舌が健側に曲がる、また顔面神経は舌の前3分の2を支配しているため、味覚が障害されることもあります。
顔面神経麻痺は、治療が早ければ早いほど効果的ですので、発症したら直ちに耳鼻科を受診してください。発症後1週間以内が効果的です。
※もし麻痺側のおでこのしわ寄せができる場合は、中枢神経系に問題がある可能性(脳梗塞や脳出血)があるため、脳神経外科への救急受診をしてください。
顔面神経麻痺(末梢神経)の種類
顔面神経麻痺には、ベル麻痺とハント麻痺(ラムゼイ・ハント症候群)の2種類がありますが、全体の80%がベル麻痺と言われています。
両者の違いは、ハント麻痺には外耳に水疱が現れたり、難聴・耳鳴り・めまいなど聴覚障害が見られることです。しかしこれらを伴わない所見もあり、鑑別は難しいとされています。ハント麻痺はベル麻痺に比べ症状が重く、治りにくいと言われています。
顔面神経麻痺の原因
顔面神経麻痺の原因は、寒冷暴露(長時間冷たい風に当たる)やヘルペスウィルス感染、帯状疱疹ウィルス、免疫異常などが原因とされていますが、明確な原因は不明です。
ベル麻痺は、主に1型単純ヘルペスウィルスの感染が原因と言われ、感染により顔面神経が炎症を起こすと、腫脹(むくみ)した神経が側頭骨の顔面神経管を通る際に圧迫され、神経伝達が阻害されることで発症すると考えられています。
ハント麻痺は、帯状疱疹ウィルスによる感染が原因と言われています。帯状疱疹ウィルスは水疱瘡のウィルスが、免疫力が落ちたために発現します。このウィルスが耳周囲から顔面神経に感染することで、発症すると考えられています。
後遺症
症状が重度であった場合や治療が遅れた場合など、後遺症として顔面筋のこわばりや痙攣、共同運動が起こることがあります。
共同運動とは、口を動かした時に目が閉じるなど、異常な運動が起こることです。顔面神経が支配していた表情筋とは違う表情筋に迷入することで、発症します。マッサージなどの強い刺激が助長することもあります。
治療方法
抗ウィルス薬、副腎皮質ステロイド薬、ビタミンB12 が使われます。原因となるウィルスを除去し、あとは自然に治ることを待ちます。
また軽めのマッサージによるリハビリもあります(表情を出さず優しくマッサージします)。
さらに手術により神経が通る骨を削り、神経を取り巻く鞘を切り開き、神経の圧迫を取り除く方法があります。
当サロン(経絡治療)の治療法
顔面神経麻痺は、ある日突然発症する疾患ですが、その背景には必ず疲労やストレスの蓄積があります。
従って、この疲労やストレスによって低下した身体機能を回復しなければ、根本的な改善には至りません。
東洋医学では、顔面神経麻痺は、風邪(ふうじゃ)や寒邪の侵入により、血が燥いて少なくなり顔面が冷えることで麻痺が起こります。
この時、顔面の表面は冷えていますが、その下(陽明経)には熱がこもり停滞しています。このこもった熱を表面まで浮上させなければ、冷えた顔面を温めることはできません。
治療法としては、先ずは血を増やして循環を改善し、その上で手足を使って顔面の冷えを取り、動きを回復していきます。
顔面の病気ということで、顔面主体の施術をすると思われがちですが、身体の治療が中心となります。
何故なら病気は顔面のみの問題ではなく、全身のバランスが崩れることで発症しているからです。
身体の方からじっくり治療をしていくことが大切です。
当サロンの治療計画
顔面神経麻痺になったら、直ちに耳鼻科を受診してください。早ければ早いほど効果的で、遅くとも1週間以内には必ず受診してください。
そして、同時に並行して鍼灸治療を受けることを強くお勧めします。
何故なら、病院の治療のみで回復しない場合も少なからずあり、治療期間が長引いた分、回復力そのものが衰えるからです。
また、再発した方の治療は治りにくい傾向があります。
治療頻度は、発症直後は週に2〜3回程度、1ヶ月で10回は集中して通っていただきたいと思います。回復の早い人でも完治するのに1ヶ月はかかります。
発症後2ヶ月以内は、週に1〜2回、それ以降は週1回を目安にしてください。
顔面神経麻痺は原因がほぼ不明なため、回復には個人差があります。
再発しないためにも、後遺症を残さないためにも、1日も早く治療を開始することが大切です。
関連症状
めまい
メニエール病
肩こり
症状 :顔面神経麻痺
お名前 :T・T様
性別 :女性
ご年齢 :55歳
お住まい:曽於市
ご職業 :保育士
---当院を何で知られましたか?
当院の案内が郵便ポストに投函されていました。
---最初はどのような症状がありましたか?
顔面神経麻痺で来院しました。
---当院に通院するようになって、どのような変化・改善がありましたか?
麻痺になる前、肩凝りと腰痛がありましたが、翌朝からピタッと症状が治まったのには感激でした。
肩にも腰にも直接施術していないのに、神の手です!!
あれから4ヶ月肩凝り知らずです-^v^-
---体調が良くなって一番嬉しいこと、良かったことはなんですか?
知人の話で、同じ年代の人が顔面麻痺になり、2ヶ月病院に通い、その後リハビリで通院をしているという話を聞いて、私は1ヶ月でほぼ完治したのは、鍼効果だなぁ〜と身を持って体験した。
鍼灸の素晴らしさを皆に伝えたいと思いました。
---鍼灸が初めてという方や、同じような症状で悩んでいる方へのアドバイスやメッセージをお願いします
知人には鍼を恐がっていた人もいましたが、私の体験を知って通うようになり、恐がっていたのが嘘のように、鍼灸ファンになってますよ〜^v^
病院に通っても完治しない病気をお持ちの方、鍼灸治療をお試しください。