梅雨を迎えるために
梅⾬になると、頭痛やめまい、倦怠感、うつ症状などを訴える⼈が増えてきます。
皆様もそのような症状はありませんか？
この時期は、気圧が低くなり、⾝体の内圧も⾼まるため、必然的に⾝体と脳が膨張したような状態になります。
そこに湿度が加わってくるため、浮腫みやすくもなり、正に⽔膨れのような状況をイメージしてみると良いでしょう。
このように、⾝体が膨張することで内臓や組織が圧迫され、⾃律神経が乱れ、様々な不定愁訴に結びついていきます。
また、この時期は、脱⽔症状も増えます。
皆様は、⽔分摂取していますか？
気候が暖かくなることにより、⾝体はしっかり汗をかいています。
しかし、湿度が多いことから喉の渇きを感じにくく、そのことに気づきません。
知らず知らずのうちに脱⽔症状を引き起こしてしまうので、積極的にこまめな⽔分補給に努めてください。
さらに、⽔分が失われると、⾎流も悪くなるため、筋⾁が凝り固まり、肩こりや腓返り、冷え性、倦怠感など様々な不調にも発展していきます。
気をつけましょう。
とはいえ、中には⽔分を摂ると浮腫むのではないかと考える⽅もいます。
しかしそれは逆なんです。
⽔分を摂らないと、⽔分が外に出て⾏かないように体内に⽌めようとします。
それが浮腫の原因となりますので、新しい⽔をしっかり摂って、停滞した古い⽔を外に押し出し、⽔分代謝を⾼めることが⼤切になってきます。
⽔分はこまめに摂取しましょう！
いずれにしても、梅⾬の不調は、脱⽔と⾃律神経の失調により引き起こされることが多く、この２点に留意することが重要です。
そのためには、⽣活リズムを整えるとこと、軽く汗をかく程度の有酸素運動が必要です。
汗をかくことで⽔捌けを良くすることができますし、⾃律神経による体温調節機能を正常に導くことも可能です。
もちろん、鍼灸施術もお役に⽴ちます。
⾃⼒のみで梅⾬の体調を整えるのも⼤変だという⽅には、とてもお勧めです。
⽇常⽣活の⼼がけと鍼灸で、梅⾬に負けない体質に改善していきましょう。
今ここで体⼒を失ってしまうと、梅⾬明けの猛暑に⾝体が対応しきれませんよ。
季節の対策は、先回りして、少なくても⼀つ前の季節から始めることが鉄則です。
元気良く楽しい梅⾬を過ごすために、出来ることから始めてください。